2020年08月18日 14:45
”重陽の節句”とは?
9月9日の重陽の節句の起源は、他の節句同様中国にさかのぼることができます。
中国では奇数は縁起のよい陽の日とされ、3月3日、7月7日など奇数が重なる日を幸多い日と考えました。
中でも一番大きい陽の数である9が重なる9月9日を「重陽」と呼び、「菊の節句」として伝わりました。
中国では、菊はすぐれた薬効をもつ植物として古くから知られ、4世紀に記された書物には菊が群生している谷を下ってきた水を飲んだ村人たちが長寿になったという「菊水伝説」が登場します。
菊のエッセンスをふくんだ水を飲むと健康で長寿になれる・・そのような重陽節(重陽の節句)における菊の薬効と伝説は、海を渡って日本の平安貴族にもたらされ季節の行事の中へと定着していったのです。
大人のひな祭り「重陽の節句」に菊酒で乾杯はいかが?
”菊酒”とは?
「菊酒」とは、日本酒に菊の花を漬けたお酒のこと。かつては旧暦の9月9日「重陽の節句」に「菊酒」を飲み、厄除けや長寿を祈願するという風習が大事にされていました。
「菊酒」は、盃に菊の花びらを浮かべ、一夜漬けした酒の味とともに菊の香りを味わう、雅で風流な日本酒のたのしみ方なのです。
また、9月9日にはこの「菊酒」をたのしむだけでなく、菊を用いたさまざまな行事が行われていました。そのため「重陽の節句」は「菊の節句」とも呼ばれています。